ツモったら必ず捨てる

麻雀の手牌は、13牌である。

アガる時だけ、14牌になる。

ゲーム中は、1牌ツモったら、必ず1牌捨てなければならない。

「サンシキとイッツウの2兎を追いたい」からと言って、牌をガメル訳にはいかない。必ず1牌捨てなければならない。

祖父は言っていた。

麻雀は決断力を養うゲームだ、と。

ゲームに参加する4人に対して、牌は平等に配られ、与えられる。手牌やツモがいい時もあれば、悪い時もある。

たとえどんなに悪い状況であっても、牌はツモらなければならないし、そしてツモったら必ず牌を捨てなければならない。3人がリーチしていて、自分の手牌が悪い時でも、必ず牌を捨てなければならない。当たられる可能性は高い。それでも牌を捨てなければならない。逃げることはできない。

経営も同じだ。

誰しもに、いい時と悪い時が訪れる。手牌がめちゃくちゃ悪い時もある。他人がすごくツイテいて、自分が全くツイテいない時もある。それでも尚、たとえ苦しくとも、牌をツモる。そして捨てる。

とにかくゲームを止めないこと。戦況に応じて最前を尽くすこと。たとえ一歩ずつであっても、自分の状況を好転させ続けること。

たかが麻雀。されど麻雀。

私は麻雀をやるたびに、祖父のことを思い出します。

あなたにとって、決断力を養うゲームは何ですか?

TAKU &sing

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