国家の自立の基盤は、地域の自立にある。
地域の自立の基盤は、個人の自立にある。
逆に言えば、
個人が自立してはじめて、地域が自立する。
地域が自立してはじめて、国家が自立する。
このことは、国家が自立すると忘れられがちになる。
いつの間にか、国家が地域を自立させ、地域が個人を自立させているかのように見えてくる。
だが実際はそうではない。
個人の自立なくして、地域の自立なし
地域の自立なくして、国家の自立なし
である。
また、個人の自立は、精神的な自立からはじまる。
「他に頼らず自立するぞ!」という意志からはじまる。
精神的な自立は、経済的な自立の前にある。
たとえ、いまはまだ経済的に自立していないとしても、「いつか必ず経済的に自立するぞ!」という意志を持つことはいまからできる。
逆に、精神的な自立なくして、経済的な自立が実現することはない。
経済的な自立が実現できていないから、精神的な自立が実現できていないと考えるのは間違いである。
経済的な自立が実現できれば、精神的な自立が実現できるだろうと考えるのも間違いである。
精神的な自立なくして、経済的な自立なし
である。
学校とは、「個人が自立する必要性」を自覚する場である。
その上で、「個人が自立するための手段」を学ぶ場である。
どっひー &sing
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