昨日、ある方から、このURLをご紹介いただいた。
介護で将来を見通せない若者たちの例である。例というか、一人一人の現実である。
私は、『ジブンノシゴトのつくり方〜好きを諦めない働き方〜』というタイトルで本を書いた。
しかし、このURLの記事には、好きを諦めない”働き方”を考える以前に、”働く”ための前提となる進学や就職すら諦めざるを得ない人がいる、という現実が示されている。
私は、見るべきところを見ていない。あるいは、見えているはずのことを見ていないことにしているのではないか?と感じた。
かつて、大阪の難波の地下街には、ホームレスの方々が何人も寝ていた。だが、いまはいない。
いや、正確に言えば、”いない”のではなく、”見かけない”だけなのだろう。
つまり、私が難波の地下街をのほほんと歩いている限り、”私が”ホームレスの方々を見かけることはない、ということなのだろう。
ホームレスの方々は、いまどこにいるのだろう?
私は、いまどこにいるのだろう?
何を見て、何を見ていないのだろうか?
何かとても大切なことから、目を背けているのではないか?
いやいや。それ以前に、ごく当たり前のことが見えていないのではないか?
この世の中のことを知っているようなつもりでいるが、実は全く知らないのではないだろうか?
私が見ている世界は、すごく偏っているのではないだろうか?
あるいは、ある部分がズッポリと欠けているのではないだろうか?
今朝は、そんなことを考えている。
見えていないことがある。
わかっていないことがある。
いったんそのまま受け止めてみる。
TAKU &sing