ちゃんとちゃんとは後でいい!

「ちゃんとしないと」「ちゃんとしないと」と考え過ぎて、しんどくなることってありません?

私の今年のプライベートの目標は、自作の曲を3曲つくってライブをすること。

これを7年間続けて全21曲を完成させ、2025年に武道館ライブをすることが私の(当面の)夢だ。

今年初めに、この夢と目標を掲げ、「オレはついにシンガーソングライターになるぜ!」と意気込んでみたのもつかの間。

「今年中に3曲つくらなきゃ!」と思えば思うほど、曲が浮かばなくなってきた。まだ何ヶ月もある、と思っていたらもう4月。あと8ヶ月ちょっとしかない。

夢を具体的な目標に落として現実化しようとした途端、「ちゃんとやらなきゃ」病が発症した。

ってことで、昨日、シンガーソングライターである歌の先生に相談。

「曲をつくらなきゃ、つくらなきゃと思うと、曲が浮かばないんですよー」と私。

「いやー、やらなきゃ、やらなきゃって思ってたら、曲、できないですよ」

「作曲はノリです。ノリ!」と先生。

「そっか、ノリか…」

「そう言えば、この前、こんな歌詞がパッと頭に浮かびました。曲付きで。こんな感じのラップ。

“オレのゴロゴロ 取っ手がボロボロ”

(ノリノリで歌う私)

久しぶりにキャリーバックを使おうとしたら、取っ手がボロボロで(しかも、ゴム臭い…)。その時に、こんな歌詞が浮かんだんです。そしたら、ここから派生して、いろんな語呂合わせの歌詞が出てたんです。

“おなかゴロゴロ こころボロボロ”

“床にゴロゴロ なみだボロボロ”

(ふたたび、ノリノリで歌う私)

みたいな感じで。

(で、歌っているうちに気づく)

僕は、やっぱラップがやりたいんですよ!

韻を踏むの好きだし。歌詞がわからなくてもリズムだけあれば、みんなでノリノリになれるし」と私。

「おなかゴロゴロ…

いいですね!

タイトルは牛乳ですね!」と先生。

「おーっ、マジですか!牛乳!ダサ!

でもいいなぁ。肩肘張ってなくて。斬新!」と私。

ってな感じで、当初は自分でつくろう!と思っていなかった曲(メモすら取っていなかった曲)のイメージが大きく膨らみ、タイトルまで付いた。

「ちゃんとしないと、ちゃんとしないと」って思い過ぎると良くないんでしょうね。少なくとも”自分の”アイデアをカタチにする段階では。

自分のエナジーを放出したければ、まずノリで!

肩肘張らずに、自分の好きをカタチにしちゃう。

ダサくてもいいじゃない。

モノマネっぽくてもいいじゃない。

だって自分がまだちゃんとしてないんだから(少なくとも私はそう)。

だったら、まだちゃんとしてない自分の作品も素直に認めてあげようよ。

ダサくてモノマネっぽい自分も認めてあげようよ。

そこからなんじゃないかな。

守破離の「破」ができるようになるのは(あんま詳しく知らんけど…)。

赤ちゃんだって、文法を学ぶ前から、声を発し、言葉を話す。

だったら大人だって、テクニックを学ぶ前から、声を発し、言葉を話すことができるはず。

ちゃんとちゃんとは後でいい!

カッコつけなくていい!

まずはノリで!

何より自分に正直に!

TAKU &sing

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