可能性はつぶすことで広がる

好きな人がいて、いつまでも告白しなければ、淡い夢を見続けることができる。

「いつかこの人と付き合えるかもしれない」という淡い夢。

だが、告白しない限り、その人と付き合うことはない。

淡い夢が現実になることは一生ない。

一方で、告白したら、フラれるかもしれない。

淡い夢は、無残にも砕け散ってしまうかもしれない。

だが、その時はその時。

淡い夢から目覚めることで、新しい人に出会えるようになる。

新しい可能性が広がる。それもグワッと大きく広がる。

これは恋愛であれ、仕事であれ、趣味であれ、同じことである。

やらないことで残り続けている可能性は、可能性ではない。

可能性のゾンビに過ぎない。

やり残すことは、可能性を生き埋めにすること。

可能性は、実行するからこその「可能」性である。

可能性は、実行することでつぶれる。

その結果が良いか悪いかは関係ない。

サイコロを振る前には、1〜6までの目が出る可能性がある。

サイコロを振ってしまったら、出た目は一つしかない。

だがサイコロを振ることで、新しいマスを進むことができる。

次のマスに進んだら、また新しいサイコロを振ることができる。

可能性はつぶすことで広がる。

最悪なのは、可能性をつぶさずに残し続けることだ。

自分を「可能性のゾンビ」の中に埋もれさせることだ。

可能性はつぶすことで広がる。

いまある可能性をしっかりとつぶすことだ。

好きな人がいるなら「告白」することだ。

やりたいことがあるなら「やる」ことだ。

イケてない自分と向き合うことだ。

どっひー &sing

過去の遺産で食っているだけではないのか?

このたび、大学生の方々に向けて「働き方」をテーマにした講演を行うことになった。

そこで、改めて私自身の「いまの」仕事の現状について振り返ってみた。

ありていに言えば、いまの私(≒アンドシング 株式会社)の「収入構成」を直視してみた。

その結果、いまの収入の大部分は、経営コンサルティング事業と企業研修事業からのものであり、アンドシング スクール事業からの収入はほんの数%しかないことがわかった。

もともと漠然とはわかっていたことではあるが、改めて数字で収入構成の現状を直視してみると、強いショックを受けた。

「いまは過去の遺産で食っているだけだ」

「いまだに自分で自分の仕事を創り出してはいない」

そう思った。

いま、なんとか過去の遺産(=過去に会社勤めしていた頃の看板や信用)のおかげで食いつないではいるが、いまだに私は自分で自分の仕事を創り出してはいない。自分の(会社の)看板や信用を創り出してはいない。『ジブンノシゴトのつくり方』なんて本を書いたにも拘わらず。

20代の時に頑張った結果(あるいは頑張らなかった結果)が30代で現れ、30代の時に頑張った結果(あるいは頑張らなかった結果)が40代で現れているのだとしたら、40代の時に頑張らなければ50代になった時には何の結果も出ていないだろう。いま、かろうじて残っている遺産も、50代になれば消滅しているだろう。

何歳になっても、努力し続けなければならない。

いまの努力なくして次の10年はない。いや、来年、来月すらない。

踏ん反り返って過去の遺産で食っていると、それはいずれ消滅していく。

つねに新しいものを創り出していかなければならない。

過去からの関係も、つねに新しい関係(より豊かな関係)になるようにしていかなければならない。

過去に囚われてはいけない。

望む未来に向かって、いまを創り続けなければならない。

ブログに残しづらいことも多々あるのでこれ以上の詳細は書かないが、大学生の方々に向けて講演する際には、44歳のおじさんのリアルをできるだけ正直に伝えようと思う。


おじさんが大学生だった頃は、相当ハングリーでした。

まだ何者でもないがゆえの悲しみと苛立ちと腹立たしさを抱えていました。

でも、最近のおじさんは怠けていました。

いまだに何者でもないにも拘わらず。

一方で、まだ何者でもないことは良いことだと思っています。

なぜならば、何者にでもなれるのだから。

自分が望みさえすれば。

努力し続けさえすれば。

何者にでもなれる。

何歳であっても、いまが一番若いのだから。

"Stay hungry, stay foolish"

by Steve Jobs

どっひー &sing

大阪学院大学様で「働き方」をテーマにした講演をさせていただきます

このたび、大阪学院大学様での講演の機会をいただきました。

大阪学院大学様では、学生の方々が「企業経営者や事業家から直に生きたビジネスキルを学び、激しく変化するビジネス社会を生き抜くための力を養うことを目的」に『ビジネス・チャット(B-chat)』という独自の取り組みを行っておられます。

今回はその『ビジネス・チャット(B-chat)』のスペシャルプログラムの一つとして、『働かされない働き方』と題した講演を全3回で開催させていただきます。

「将来のためにいま何をすべきか?」で悩まれている学生の方お一人お一人が、自分の将来の働き方を考え、その実現に向けた第一歩を踏み出すきっかけとなるような対話(chat)の場をご提供できればと考えております。

なお、今回ご参加いただける方は、同大学の学生の方のみとなりますが、もしお知り合いの方がいらっしゃいましたら、ぜひご案内いただけますと幸いです。


大阪学院大学ビジネス・チャット(B-chat)スペシャルプログラム

『働かされない働き方』
〜「やりたいこと」「将来の夢」まだなくてもいいんじゃない?〜

【第1回】10/13:これからの時代の働き方
人生100年時代に向けた「働き方の変化」を知り、就職以外にも様々な働き方があることを学びます。

【第2回】11/17:すでにある新しい働き方
様々な働き方でキャリアを形成してきた人の体験談を通じて、新しい働き方がすでに存在することを学びます。

【第3回】12/8:新しい働き方の作り方
「将来どんな働き方をしたいか?」「目指す働き方の実現には何が必要か?」を考え、新しい働き方の作り方を学びます。

講師:土肥卓哉 & ゲスト講師(各回のテーマに応じてお招きします)


 

「いまの仕事に好きを埋め込もう♪」が開催されました

昨日、『ジブンノシゴトのつくり方教室』第5回が開催されました。

今回のテーマは、いまの仕事に好きを埋め込もう♪

会社にお勤め中の方、今月末で会社を退職される方、今年独立した方など、6名の方々にご参加いただきました。


今回のテーマに因んで、皆様が気になっておられたことは次のようなことでした。

  • いまの仕事の中で、やりたいことをやっていくためにはどうしたらいいのか?
  • 単なる一業者としてではなく、お客様に喜ばれる仕事をするにはどうしたらいいのか?
  • 好きなことをもっとやっていくためにどんな工夫をすればいいのか?
  • 前職でもっとやれたはずのことは何だったのか?
  • 限定された条件の中でやりたいことをやるにはどうしたらいいのか?
  • 組織の中では応えられなかった、お客様の小さなニーズに個人として応えていくにはどうしたらいいのか?

「仕事」の中で「好きなこと」あるいは「やりたいこと」をやっていくにはどうしたらいいのか?

自己ワークとグループワークを通じて、お一人お一人に考えていただきました。

その結果、様々な意見が出されました。

  • 必ずしも好きなことを仕事にする必要はない。「好きだからこそ仕事にしない」という選択も大事。
  • 必ずしも組織からの要求に一方的に従う必要はない。求められる仕事の中で自分のやりたいことを主張することも大事。
  • 必ずしも我慢してストレスを溜め込む必要はない。嫌なことは声に出して言うことも大事。ただし、嫌なことを声に出して言う時は、陰口ではなく、仕事の中で言うべき。
  • 組織の中で自分のやりたいことをやるには実績をつくることが大事。権限者を巻き込んで気に入られることも大事。
  • どうしてもやりたいことがあるのであれば、環境(働く場所)自体を変えてしまうこともあり。
  • いずれにせよ、やりたいことを自覚し、はっきりと口に出して言うことが大事。自ら行動することが大事。
  • そのためにも、自分の軸、自分のスタンスを明確にしておく必要がある。自分の軸がない限り、組織でも個人でも、結局は人に振り回されることになる。
  • 自分の軸(木の幹)は、自分の好きを基盤(根っこ)として形成されるべき。自分の好きは、好きの対象よりも、自分がいいと感じる状態や気持ちを知ることが大切である。

特に印象的だったのは、今月末で会社を退職される方がおっしゃっていた次のような言葉でした。

ずっと貿易実務に携わりたいと思っていました。

前職でも、やりたいことをやれる可能性のある部署にいたことがありました。でも、自分からやりたいことを主張することはありませんでした。

いま思えば、その時に自分のやりたいことを主張すれば良かったなあ〜と思います。

セミナーに参加して、第一の人生にもちゃんと納得することができました。

第二の人生では、自分のやりたいことをはっきりと主張していきたいです。関連する仕事をしながら勉強をして資格を取りたいです。

自分のやりたいことを自覚すること。それを主張すること。自ら行動すること。

どこでどんな仕事をするにせよ、とても大切なことだと思います。

昨日ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました!

さて、次回のテーマは、「いまから好きに踏み出そう♪」です。

これから新しい仕事をはじめる人も、そうでない人も。

やりたいことを始めてみませんか?

好きへの一歩を踏み出してみませんか?


「好きを諦めない働き方を見つける」
キャリア選択前のはじめの一歩
『ジブンノシゴトのつくり方教室』

第6回:いまから好きに踏み出そう♪
日 時:10月27日(土)13:30〜15:00
場 所:アンドシングスクール大阪北浜校

お申込みは、以下いずれかから。

①facebookのイベントページ
https://www.facebook.com/events/675279579521232/

②こくちーずプロのイベントページ
https://www.kokuchpro.com/event/62b56b4dd0302ba10ac84685ab5fd8ed/290371/

自分の大切な人にとって役立つことをしよう

「このままこの会社にいていいんだろうか?」

「自分はどうなりたいんだろうか?」

そんな悩みを抱えている人がいる。

かくいう私自身、かつて会社を辞める前。そんなことで悩んでいた。

だから、この本を書いた。

『ジブンノシゴトのつくり方 〜好きを諦めない働き方〜』

現在の職や会社に不安や悩みがある方、なぜか一歩を踏み出せない方に。

現在の仕事を捉え直し、未来への一歩を踏み出す勇気を取り戻してもらいたい。

そう思い、この本を書いた。

だが、いま振り返ってみると、この本でしっかりと書き切れなかったことがある。

それは、

自分の大切な人にとって役立つことをしよう

ということである。

この世界には、たくさんの人たちがいる。

誰かにとって役立つことをすることはいいことだ。

誰かのために一生懸命に働くことはいいことだ。

だが、もしそれが自分の大切な人にとって役立つことでなかったとしたら?

まして、自分で買わない。家族にも買わせない。そんな商品を自分が売っているとしたら?(『必要悪ってなんや?』参照)

毎日毎日、自分の身を粉にして働き続けることができるのだろうか?

家族、友人、同僚、同じ釜の飯を食う仲間たち。

そんな、自分の大切な人にとって役立つことをしたい。

自分の大切な人に自信を持って勧められる仕事をしたい。

少なくとも、自分の大切な人に対して顔向けできないような仕事はしたくない。

もし心からそう願うのであれば。

自分を欺く必要はない。

自分に言い訳する必要はない。

自分の大切な人にとって役立つことでないならば、なぜ自分が必死で取り組む必要があるのだろうか。

自分の大切な人に自信を持って勧められる仕事でないならば、なぜ自分の人生の貴重な時間をその仕事に捧げる必要があるのだろうか。

迷うことはない。

自分がそれをやることに意義や誇りを感じられることをしよう。

自分の大切な人にとって役立つことをしよう。

どっひー &sing

「自分の仕事に値札をつけよう♪」が開催されました

先日、『ジブンノシゴトのつくり方教室』第4回が開催されました。

今回のテーマは、自分の仕事に値札をつけよう♪

お越しいただいたのは、不動産鑑定士の資格をお持ちである坂本さん。

坂本さんは、9月末にいま勤めている会社を退職し、10月から大阪の本町で独立・開業予定とのことで、講座にお越しくださいました。


土肥:今日の講座から何を得て持ち帰りたいですか?

坂本さん:サービスの値付けですね。ジリ貧にならない価格をつけたいです。

土肥:独立・開業後にジリ貧にならないようなサービスの値付けをしておきたい、ということですね。

坂本さん:はい。ただ、お客様のご要望や世間の相場があるので、自分勝手な値付けをするわけにも行きません。とは言え、自分の強みを活かせる分野では、しっかりと価値を出し、それに見合う価格をいただきたいな、と思っています。

土肥:坂本さんが希望される年収はいくらですか?その時の仕事日数は何日ですか?

坂本さん:思い切った金額を言ってもいいですか?

土肥:はい、もちろんです!思いっ切り、思い切った金額を言ってください!

坂本さん:年収は◯◯万円。仕事日数は◯◯日です。

土肥:おーっ!素晴らしい!ということは、月収だと◯◯万円、月の仕事日数は◯◯日ということになりますね。

坂本さん:はい。そうなりますね。

土肥:では、坂本さんがご提供予定のサービスには、どんなものがありますか?それぞれのサービス内容と価格帯を教えてください。

坂本さん:私が提供していきたいサービスは、大きく3種類あります。その中身もいろいろとありまして。それぞれにお客様が異なり、価格帯も異なります。

土肥:なるほど。では、一つ一つ整理していきましょう。


お話をお伺いしていくと、それぞれのサービスにより、お客様が異なれば、競合も異なり、価格帯も異なる。坂本さんの強みを活かせる分野もあれば、そうでもない分野もある。より突っ込んでお話をお伺いすると、単発的な仕事で終わりやすい分野もあれば、継続的な仕事になりうる分野もあるとのこと。

一通りのヒアリングが終わったところで、それらの情報を2軸の図表(いわゆる、マトリックス図)に整理、集約。

この図表をもとに、坂本さんがもっとも実現したい状態(ビジョン)を確認。

その結果、基本となるサービスを収入の基盤としつつ、「図表右上の象限に入る別のサービスを育てていくこと」が、坂本さんのやりたいことであり、強みを活かせることであり、かつ収入面でも良い結果になっていくことがわかりました。


坂本さん:なんか展望が見えてきました。これまでも自分でいろいろとワードなどでまとめていたりはしたのですが、こうやって客観的に整理してみることで、自分のやりたいこととか、これからやるべきことがハッキリしてきました。

そうなんですよね。私、不動産鑑定「も」できる不動産投資アドバイザリーになりたいんですよね。

不動産鑑定士の資格を活かしつつもそこだけに留まらず、「地主さんの投資意思決定とその実行に役立つ」仕事をしていきたいです。

そのためにも、まずは身近なツテを頼って地主さんにお会いし、いま考えているサービスを実際にご提供する準備を整えるところからはじめて行こうと思います。

土肥:はい。ぜひ頑張ってください!坂本さんの独立・開業後の活動が輝かしいものになるよう、私も微力ながら応援させていただきます!

坂本さん:はい。頑張ります!今日はありがとうございました!

土肥:こちらこそ、ありがとうございました!

さて、次回のテーマは、「いまの仕事に好きを埋め込もう♪」です。

これから新しい仕事をはじめる人も、そうでない人も。

働く場所を変えずに働き方を変えてみませんか?

仕事に好きを埋め込んでみませんか?


「好きを諦めない働き方を見つける」
キャリア選択前のはじめの一歩
『ジブンノシゴトのつくり方教室』

第5回:いまの仕事に好きを埋め込もう♪
日 時:9月22日(土)13:30〜15:00
場 所:アンドシングスクール大阪北浜校

お申込みは、以下いずれかから。

①facebookのイベントページ
https://www.facebook.com/events/321137958454853/

②こくちーずプロのイベントページ
https://www.kokuchpro.com/event/62b56b4dd0302ba10ac84685ab5fd8ed/290369/

単なる安売りは「三方よし」ではない

有形の商品は、生産能力や在庫が過剰になると、安売りされる。アパレルのバーゲンセールのように。

だが、無形のサービスは、有形の商品以上に、安売り合戦に陥りやすい。それも知らず知らずのうちに。

なぜならば、サービスは在庫できず、原価もわかりづらいからだ。

例えば、ホテルの空室や飛行機の空席。

その時間、その部屋やその席が空いたままだと、お金は1円も入ってこない。

逆に、たとえ安い価格であったとしても、その部屋やその席を使ってくれる人がいればお金が入ってくる。加えて、追加でかかるコストは少ない。

その結果、ホテルの空室や飛行機の空席は、安売りされやすくなる。

これは、ホテルや飛行機などの設備稼働型ビジネスだけではない。

人材稼働型ビジネスでも同様のことが言える。

例えば、エスティックサロン、美容室、カウンセリング、あるいは士業など。

お客様のいない手待ち時間。その時間、お客様がいてもいなくても一定の人件費や家賃が発生するとしたら。特に、店舗や事務所を構えている個人事業主であれば尚更。

どうせ同じ人件費や家賃が発生するのであれば、「通常よりも安い価格でもいいからお客様に利用してもらおう」ということで値下げに走りやすくなる。

このように、無形のサービスは、安売り合戦に陥りやすい。

だが、空き時間を埋めるためだけの単なる安売りは「三方よし」ではない。

まず、通常の価格でサービスを利用している大多数のお客様にとってよくない(「世間よし」でない)。もちろん、大多数のお客様が安売りに納得していればいいが、そうでなければ多くのお客様に不満を持たれることになるだろう。

また、同じサービスを提供している同業者にとってもよくない(別の観点で「世間よし」でない)。正当な経営努力の末での低価格化であればいいが、単なる安売りは業界を荒らすだけである。多くの同業者(特に正当な経営努力をしている同業者)に不満を持たれることになるだろう。

次いで、安売りをした直接のお客様にとってもよくない(「相手よし」でない)。もちろん、一時的には喜んでもらえるであろうが、それ以降、通常の価格で利用してもらえるとは限らない。この前と同じ価値のものをより高い価格で買おうとは思ってくれない可能性がある。

そして何よりも、サービス提供者自身にとってよくない(「自分よし」でない)。もちろん、空き時間をお金に変えることはできるが、所詮はその場しのぎである。安売りをした直接のお客様に再度利用してもらえず、同業者からも不満を持たれ、通常の価格でサービスを利用している大多数のお客様からも不満をもたれることになるとしたら。単なる安売りは、長期的な利益を減少させていく恐れがある。いや、思っているよりも早く、利益が減少していくかもしれない。

そんな状況の中で、結局のところ、自分で本当に納得できるサービスをお客様に提供できるのだろうか。それは自分にとって本当にいいことなのだろうか。

単なる安売りは「三方よし」ではない。

ひと時の不安に駆られて自分を安売りすべきではない。

ほんとうに価値のあるものは、その価値に見合うだけの価格で売りたい。売ってもらいたい。買いたい。買ってもらいたい。

自由競争の世界ではあるが、持続可能な節度ある価格設定をしたいものである。

できるだけ「三方よし」となる価格設定をしたいものである。

どっひー &sing


「好きを諦めない働き方を見つける」
キャリア選択前のはじめの一歩
『ジブンノシゴトのつくり方教室』
第4回:自分の仕事に値札をつけよう♪

日時:8月25日(土)13:30〜15:00
場所:アンドシングスクール大阪北浜校

お申込みは、こちら(こくちーずプロ)から。
https://www.kokuchpro.com/event/62b56b4dd0302ba10ac84685ab5fd8ed/290368/

働き方を変えたければ、値札を変えよ

以前、ある個人事業主の方からこんな相談を受けた。

「働いても働いても生活が楽にならないんです」

「忙しいのにお金が足りないからまた働く。そしたらまた忙しくなる。なのにお金は残らない。まさに働けど働けど暮らし楽にならず…」

「どうしたらいいんでしょうか?」

私は、その方に尋ねた。

「〇〇さんの希望する月収はいくらですか?」

その方はこう答えた。

「50万円です」

その方の収入源となる仕事の種類は3種類。

仕事の種類ごとにおおよその月収を聞いてみると、どう考えても希望月収には到達しない。

一方で、それぞれの仕事にかかる時間を聞いてみると、どう考えても暇がない。

私の見たところ、その方は「計画通り」忙しく、かつ、希望月収を実現していない、という状態にあった。

言い換えれば、いまのやり方を続けている限り、いつまでも希望月収には到達しないし、いつまでも仕事で忙しいままである、ということだ。

働けど働けど暮らし楽にならず。貧乏暇なし。

特に、問題だったのが値札。

自分の仕事に関する値付けが安すぎる。

私は聞いた。

「なぜこの仕事の単価は、この値段なんですか?」

「この単価を倍にすることはできませんか?」

その方はこう言った。

「考えたこともなかったです…」

「単価を倍にするなんてこと。私にできるのでしょうか?」

問題は、「できる」か「できない」かではない。

「やる」か「やらない」かである。

その方の場合、限られた時間の中で、「どうしても希望月収を実現したい」のであれば、単価を上げるしかなかった。その上で、上げた単価に見合うだけの価値を提供するしかなかった。

もし単価を上げることに取り組まないのであれば、希望月収を下げるか、寝る間を惜しんで働くかしかない。

問題は、「できる」か「できない」かではない。

「やる」か「やらない」かである。

働き方を変えたい時。

時には、思い切って値札を変えることも必要である。

どっひー &sing


「好きを諦めない働き方を見つける」
キャリア選択前のはじめの一歩
『ジブンノシゴトのつくり方教室』
第4回:自分の仕事に値札をつけよう♪

日時:8月25日(土)13:30〜15:00
場所:アンドシングスクール大阪北浜校

お申込みは、こちら(こくちーずプロ)から。
https://www.kokuchpro.com/event/62b56b4dd0302ba10ac84685ab5fd8ed/290368/