【一日一職】生命保険外交員

インタビューの冒頭、Bさんは私に対してこう言った。

「『一日一職』インタビューに喜んでご協力します。あと、他にもインタビューに協力してくれる方をお二人ご紹介しますね」

なんとBさんは、お二人の方にインタビューへの協力を依頼し、すでに承諾を得ているというのだ。

私がBさんに紹介をお願いする以前に。しかも二人も。

思いがけない出来事に、私は思わずBさんの手を握り、「ありがとうございます!」と言っていた。

インタビューの最後、Bさんは私に対してこう言った。

「依頼されたインタビューに応えるのは当然。その上で期待を超えるにはどうすればいいか?」

「これを考えた結果として、お二人の方をご紹介させていただきます」

目の前にいる人の期待を超えるにはどうすればいいか?

Bさんの仕事に対する姿勢を端的に物語る出来事であった。

以下、生命保険外交員Bさんへのインタビュー内容を抜粋してお伝えする。

詳細は、別途記事としてまとめていく予定である。


職業:生命保険外交員
氏名:Bさん(男性・40代)
*外資系金融機関で個人事業主として勤務
(前職)東証一部上場企業の営業マン

どんな仕事?

生命保険外交員は、「人生におけるあらゆるお金の問題を解決する仕事」である。

セールスの目的は「お客様の問題解決をすること」であり、生命保険は問題解決のための手段である。

お客様が将来(10年以上先に)起こりうる資金不足に備えられるよう、ライフプランを提案する。

前職もセールスの仕事であったが、その時は「自分自身を切り売りしている」ような感覚があった。

現職になってセールスの概念がガラッと変わった。

きっかけは?

10年前、30歳の時に生命保険外交員に転職した。きっかけは二つ。

①前職で7〜8年が過ぎ、次の目指す姿を探していた
②生命保険外交員であった先輩の勧めで、自分自身が生命保険に入った

「これで、自分に万一のことがあっても、妻が(経済的には)安心して毎月暮らしていくことができる」と思えた。

その時、「大切な人を安心させることができた」と思うと同時に、「自分の責任を果たせた」というような感覚があった。

「生命保険とは、何と尊いものなのだろう」と思い、生命保険外交員に転職した。

子どもに勧める?

勧める。ぜひやって欲しい。理由は二つ。

①時間を自由に使える(時間割を自分で組める)
②自分が人間的に成長できる

与えられた仕事をこなすのではなく、すべてを自分でつくっていける仕事である。

付き合いたい人を顧客にしていける。顧客のようでいて友人のような関係を築くことができる。

大切にしていることは?

目的意識を持つこと。どんな人間になりたいか?を明確にすること。主体性を持つこと。

より具体的には「断られまくっても、もう一本電話をかけられる」こと。

1日10件電話をかけると決めたら、1日10件電話をかける。アポが取れた日でも取れない日でも10件電話をかける。

アポが取れるか断られるかは、自分でコントロールできないこと。自分でコントロールできないことに一喜一憂せず、自分でコントロールできることに集中する。自分との約束を守ること。

嫌なことは?

あまりない。しいて言えば、「孤独」なところかも。自分に言い訳ができないから。

ただし、それは「自由」であることの裏返しなので、「孤独」が嫌かと言われるとそういう訳ではない。むしろあまりに「自由」すぎるので、逆に「強制」されることが嫌になる、という面があるかもしれない。

食っていくために工夫していることは?

収入と時間と行動のバランスを取ること。子どもと過ごす時間を大切にしたいので、週2日は休みを入れるようにしている。一方で、年収の目標もある。週5日で目標年数を得るためには、いくらの預かり契約高が必要なのか。そのために毎日何件訪問しないといけないのか。そのために毎日何件アポの電話をかけないといけないのか、というように、目標を明確にした上で、目標達成に必要な行動を計画し、それを日々実行していくことを心がけている。

Bさんにとって生命保険外交員とは?

生命保険外交員は、職業というよりも、生き方である。生命保険外交員という生き方を選択したと思っている。

「こんなええ仕事、やめられへんな〜」と思っている。


目的意識を持つこと。どんな人間になりたいか?を明確にすること。主体性を持つこと。

「期待を超える行動」を生み出す原動力は、こういう目に見えないところにあるのでしょうね。

どっひー &sing

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