自ら考え、自ら行動する。
そのきっかけになるのは、責任ある立場に就くことである。
人は、子どもを持つと親になる。
親の立場になり、その責任を自覚すれば、自ずと子どものことを考えるようになる。子どもにとって良かれと思う行動を取るようになる。
人は、部下を持つと上司になる。
上司の立場になり、その責任を自覚すれば、自ずと部下のことを考えるようになる。部下にとって良かれと思う行動を取るようになる。
人は、生徒を持つと先生になる。
先生の立場になり、その責任を自覚すれば、自ずと生徒のことを考えるようになる。生徒にとって良かれと思う行動を取るようになる。
人は、顧客を持つと価値提供者になる。
価値提供者の立場になり、その責任を自覚すれば、自ずと顧客のことを考えるようになる。顧客にとって良かれと思われる行動を取るようになる。
自ら考え、自ら行動する。
そのきっかけを得たければ、責任ある立場に就くことだ。
そして、責任ある立場に就くことは、いますぐにできる。
なぜならば、どんな立場にも責任があるからだ。
親であっても、子どもであっても。
上司であっても、部下であっても。
先生であっても、生徒であっても。
価値提供者であっても、顧客であっても。
他人であっても、自分であっても。
それぞれの立場に、それぞれの責任がある。
もちろん、立場により責任の軽重はある。
相手に及ぼす影響力が相対的に強い立場の方が責任は重い。
だが、そうでない立場の方にも責任はある。
立場が人をつくるのではない。
責任の自覚が人をつくるのである。
自ら考え、自ら行動する。
その自由を得たければ、責任ある立場に就くことだ。
いま自分が置かれている立場の責任を自覚することだ。
どっひー &sing