卒業式シーズンである。
入学式があって、卒業式がある。
自分自身のことを思い返してみると、卒業式の記憶はあるが、入学式の記憶はあまりない。
入学式の時は、右も左もわからず、あれよあれよという間に時が過ぎ去るからなのかもしれない。だからあまり記憶に残らない。入学にせよ、入社にせよ、新しい環境に入る、という時はそういうものなのかもしれない。
一方で、卒業式の時は、右も左もわかっている。事前の練習もある。過去の思い出もある。卒業証書は、左手を差し出し、右手を添えて、受け取る。そのくらい勝手知ったる行事である。それでいて、勝手知ったる場所や仲間や先生と今日で別れる。名残惜しさと清々しさ。新たな旅立ちへの不安と、未来への希望。そんな相反する感情が混ざり合う。卒業にせよ、退職にせよ、馴染みのある環境から出て行く、という時はそういうものなのかもしれない。
卒業を歌った曲は多いけど、入学を歌った曲は少ない。それもこれも、卒業式の方がよりドラマチックだからなのだろう。
今年、卒業式を迎える学生の方々。卒業おめでとうございます。いま、どんな気持ちですか?
そして、そのお母さん、お父さん。まずはお疲れ様でした。
これから、馴染みのある環境を出て、新しい環境に入って行くことになろうかと思います。
新たなる旅立ちが希望に満ち満ちたものでありますように、心よりお祈り申し上げております。
フレー!フレー!
TAKU &sing