仕事や生活の中で、「嫌なこと」「苦手な人」と出会った時、どう向き合っていますか?
以前、講座にお越しいただいた方が、こんなことをおっしゃっていました。
人に喜んでもらうのが好き。
人を繋ぐのが好き。
基本、人をジャッジしたくない。
けど、仕事では部下を指導せざるを得ない立場にある。
部下(の行動)をジャッジせざるを得ない時がある。
苦手なのにやらざるを得ない。
「嫌なこと、苦手な人とどう向き合えばいいのか?」
ずっと悩んできた。
と。
そして、その方は、そのまま話を続けた。
いろいろ悩んでいろいろ試してみた。
話し方、言葉の使い方、振る舞い方、などなど。
心の持ち方についても、いろいろと試行錯誤してみた。
そこで得た結論は、「無理にポジティブに考えようとしない」ということ。
例えば、朝起きたら雨が降っていて、「うっとうしいなぁ〜」と感じたとする。でも、「うっとうしい」雨はない。水が落ちているだけ。
ここで無理にポジティブに考えようとすると、「いやいやこれは恵みの雨だ」「この雨のおかげで作物が育ち、ご飯を食べられるのだ」と考えてみることになる。
でも、“自分が本当に心の底から”そう思っていない限り、そこには嘘が生まれる。
いくら思考を変えようとしても、雨を「うっとうしいなぁ〜」と感じている心は残り続ける。
だから、無理にポジティブに考えようとしない。
感じていることを、そのまま受け入れる。
「うっとうしいなぁ〜」
「あっ、私はいま「うっとうしいなぁ〜」と感じているんだなぁ〜」
ということをそのまま受け入れる。
「うげっ!」とか、「げげっ!」とか、「やばっ!」とか、自分の心の声をそのまま受け入れる。
もちろん、ポジティブに感じた場合には、「おっ!」「うまっ!」「サイコー!」などと自分の心の声を受け入れる。
大切なことは、自分の心の声に素直になること。無理に隠そうとしないこと。
まあ、だからと言って、部下の指導がうまくいく訳ではないんですけど…
なかなかわかってもらえないから、いろいろと試行錯誤し続けるしかないんですけど…
と、その方はおっしゃっていました。
「無理にポジティブに考えようとしない」
という言葉に私はすごく感銘を受けました。
あなたは、どう思われましたか?
仕事や生活の中で、
「嫌なこと」「苦手な人」と出会った時、どう向き合っていますか?
「好きなこと」「得意な人」と出会った時、どう向き合っていますか?
どっひー &sing