「このままこの会社にいていいんだろうか?」
「自分はどうなりたいんだろうか?」
そんな悩みを抱えている人がいる。
かくいう私自身、かつて会社を辞める前。そんなことで悩んでいた。
だから、この本を書いた。
現在の職や会社に不安や悩みがある方、なぜか一歩を踏み出せない方に。
現在の仕事を捉え直し、未来への一歩を踏み出す勇気を取り戻してもらいたい。
そう思い、この本を書いた。
だが、いま振り返ってみると、この本でしっかりと書き切れなかったことがある。
それは、
自分の大切な人にとって役立つことをしよう
ということである。
この世界には、たくさんの人たちがいる。
誰かにとって役立つことをすることはいいことだ。
誰かのために一生懸命に働くことはいいことだ。
だが、もしそれが自分の大切な人にとって役立つことでなかったとしたら?
まして、自分で買わない。家族にも買わせない。そんな商品を自分が売っているとしたら?(『必要悪ってなんや?』参照)
毎日毎日、自分の身を粉にして働き続けることができるのだろうか?
家族、友人、同僚、同じ釜の飯を食う仲間たち。
そんな、自分の大切な人にとって役立つことをしたい。
自分の大切な人に自信を持って勧められる仕事をしたい。
少なくとも、自分の大切な人に対して顔向けできないような仕事はしたくない。
もし心からそう願うのであれば。
自分を欺く必要はない。
自分に言い訳する必要はない。
自分の大切な人にとって役立つことでないならば、なぜ自分が必死で取り組む必要があるのだろうか。
自分の大切な人に自信を持って勧められる仕事でないならば、なぜ自分の人生の貴重な時間をその仕事に捧げる必要があるのだろうか。
迷うことはない。
自分がそれをやることに意義や誇りを感じられることをしよう。
自分の大切な人にとって役立つことをしよう。
どっひー &sing